漢字としての物†
8画で牛偏。会意形声。「ブツ、モツ、もの」と読まれる。
名詞の物†
- 存在を確かめられる対象。形のあるものから無いものまで、存在を感じれば物と呼ばれる。
- 物体。
- 物事(「のついでに」など)。
- 仏・神・鬼・魂・妖怪・邪神など。物の怪のように霊的な存在も「もの」と呼ぶ。
- 刑事ドラマなどで拳銃を指して「右手のモノしまえ」など、指示語にもなる。
形容詞の物†
- 「笑う門には福が来るものと決まっている」「上司の命令に背くものではない」など一般的に認められた当然のこと。
- 過去に思い出しながら感情を示す。「あの時代は良かったものだ」「早くバスに乗ればよかったものを」
- 感嘆。「桜の花はきれいなものだな」
- 欲求。「早くバスに乗りたいものだ」
- 理由。「定刻より早く行ってしまったんだもの」
哲学での物†
哲学で「思考の対象として意識的存在であれ、現実に存在する事物であれ、何らかの存在・対象・判断の主語となる一切。」(広辞苑より)
法律上での物†
権利の客体となるもの。有体物。参照:Wikipedia
何かしらの人間。個人。
漢字としての者†
総画数:8画、部首:老、JIS:3C54、シフトJIS:8ED2 象形。煮の原字。
mono†
ギリシャ語のmono†
ギリシャ語で「1」「単一の」と言う意味。モノレールなど。
商品名のmono†
「mono消しゴム」と言う商品名でトンボ鉛筆から消しゴムが発売されている。サイズなどにより数種類が存在する。
ジャック・モノー(Monod,Jacques Lucien 1910〜1976)†
フランソワ・ジャコブとともにオペロン説を提唱・確立させた。著書には『偶然と必然』がある。1965年にノーベル生理医学賞受賞。