俺は裏の何でも屋。頼まれれば殺しも引き受ける。
今回の依頼は○×病院の院長からだ。標的は居芦　心（２８）。この病院であった医療ミスを全部彼女に押し付けたようで新聞にも報じられていた。院長の話によると院長がでっち上げた証拠が決定的で彼女のミスにはなったが生かしておくとどうなるか心配なので自殺に見せかけ殺してほしい、とのことだった。
この院長、俺より悪じゃねぇか。まぁいい。仕事は仕事だ。

落ち込んでいる標的に声をかけ、「オトモダチ」にまずなった。これで標的の家に俺の指紋がついても怪しまれることも無い。実行は一ヵ月後くらいにしよう。

一ヵ月後のある日標的の家で後ろからロープで首を絞めて殺した。ちょっと抵抗するそぶりもあったがそこは俺もプロだ。一瞬でケリをつけた。そして首吊り自殺をしたかのように踏み台やロープを用意し、ワープロで「皆様にはご迷惑をおかけしました。もう看護士としてやっていく自信がありません。看護士の仕事を生きがいとしていた私はもう生きていられません。さようなら。」と遺書を作成し机に置く。ロープに遺体をつけようと思ったが面倒なので、首吊りを見つけた俺が降ろしたことにしよう。ロープの跡もクビにぐるりとついているし大丈夫だろう。ではそろそろ警察を呼ぶか。

なぜか警察と一緒に探偵と名乗るやつまでついてきている。その探偵は部屋の状況や遺体を観察した後いきなり俺を犯人だと見抜き、そして俺は警察に逮捕されてしまった。
俺は何をミスったんだ！誰か教えてくれ！