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Q133の答え

下記参照

正解者
おめでとう!
煙詰めさん PDJさん

解説

高校の数学の教科書にでも載っていそうな難題証明でしたね・・
それでは、出題者からの解説をどうぞ

======出題者より======

これは、最初の正方形の一辺が奇数か偶数かで場合分けをして考えます。以下登場するnは自然数です。それから「^」は何乗かを表します。

i)奇数の場合
一辺のマス目が2n-1とすると、Aのマスの数は、
(2n-1)^2から2を引いたものなので、
4n^2-4n-1-2=2(2n^2-2n-1)-1 ⇒ よって奇数です
Bはマス目が2個の偶数ですから、
A(奇数)を偶数で割る事は出来ませんよね?
だからこの場合はどうやっても敷き詰められません。

ii)偶数の場合
正方形を、チェス盤(市松模様)に塗ってみてください。
そうすると、白と黒の数は同じになりますね?
更に、左上と右下の2マスは同じ色になります。
この2マスを取り除いてAを作ると、片方の色が2マス分減ります。
Aの図形にBを置くという事は、白と黒を一色ずつ取るのと同じ理屈になります。
(頭のなかでイメージしづらい場合は、実際にやってみて下さい)
でも、片方の色が2マス分足らないのですから、
最後にはもう片方の色だけ2マス分余ってしまいます
よって、敷き詰める事は出来ないのです

いやはや・・唸ってしまうような答えですね。正解者の方は、お見事というしかありません。

◆PDJさんの解答

一辺がnますとする。
nが奇数の時は、ますの数は奇数なので敷き詰められない
偶数のとき、ますを行と列で表してみる。
それぞれa行b列にあると表現できる。
このうちa+bが偶数になるますを黒く塗ってみる。
市松模様ができる。黒と白のますの数は等しい。
左上(1行1列)、右下(n行n列)のますは黒なので、
これを除くと黒ますは2個少なくなる。
2ます分の長方形で敷き詰めるとき、
黒ます、白ます1個ずつ埋めていくことになる。
敷き詰めるには黒ますと白ますが同数でなければならない
したがって敷き詰められない

◆煙詰めさんの解答

Q133を考えていたらいつのまにかほとんど朝になってしまいました。
今日は休みなので助かりました。五つ星だし、せっかくなので、解答を投稿します。

(証明)
もともとの正方形の1辺が奇数マスの場合は、
2マス切り取ったところでマスの総数は奇数であり、
1枚が2マスのブロックでは明らかに埋められませんので、
もともとの正方形の1辺が偶数マスの場合のみ考えます。

  N ×□□……………□□
  ○ □□□……………□□
    …………………………
    …………………………
    …………………………
    …………………………
    …………………………
  三 □□□……………□□
  二 □□□……………□□
  一 □□□……………□×

    123     ●n

n=N(ともに偶数)便宜上記号を区別している。
●=n−1列目(n−1は奇数)
○=N−1行目(N−1は奇数)

まず、一行目に方眼紙Bを横向きに置くことを考えます。

例1 一 ■■□□…………□×

     123     ●n

例2 一 □■■□…………□×

     123     ●n


■の部分にBを置きました。

上記を見て分かるように、当たり前ですが、
1枚の横向きのBは必ず2列にわたります。
さらに、これもまた当たり前ですが、
その2列は必ず偶数列と奇数列がそれぞれ1列ずつです。
(例1なら1列目と2列目、例2なら2列目と3列目)
Bを1枚置くごとに、1行目の隣り合った2マスが埋まっていくわけですが、
もともと1行目は奇数マスしかありませんので、
まだ埋まっていないマスは奇数列のものが常に1マス多くなります(@)。

1列目にBを好きなだけ横向きに置いたら、まだ埋まっていないところには
Bを縦にして置いていくことにします。
@より、縦向きのBについては、偶数列に置く枚数よりも
奇数列に置く枚数の方が1枚常に多くなります(A)。

さて2行目からはマスが切り取られていませんので、
本来は偶数列のマスの数と奇数列のマスの数は同じはずです。
しかし、1行目にBを縦に置いたマスについては既に埋まっています。しかもAにより、奇数列のマスが偶数列のマスよりも1マス多く埋まっているのです。
したがって、2行目から新たに置ける部分については、
奇数列のマスの数よりも偶数列のマスの数の方が1マス多くなります

2行目にもまずはBを横向きに好きな枚数置きます。
相変わらず1枚の横向きのBは、
2行目の隣り合った偶数列の1マスと奇数列の1マスを埋めます。
まだ埋まっていないマスについては、
奇数列のマスよりも偶数列のマスが1マス多いのは相変わらずです。
横向きに置いたら、まだ埋まっていない部分に縦向きに置きます。
2行目から3行目にかけて置く縦向きのBは、
奇数列に置く枚数よりも偶数列に置く枚数の方が1枚常に多くなります

3行目に移りましょう。
3行目についても2行目から3行目にかけて既に置かれている縦向きのBがあります。3行目で既に埋まっているマスは、奇数列よりも偶数列の方が1マス多いのです。したがって、まだ埋まっていないマスについては奇数列のマスの方が偶数列のマスよりも1マス多くなります。
結局同様にして、3行目から4行目にかけて置くことのできる縦向きのBは、偶数列に置くものよりも奇数列に置くものの方が1枚多くなります

これを繰り返してN−1(○)行目まで来たとします。
N−1行目は奇数行ですから、これまでに述べてきたことにより、
N−1行目からN行目にかけて置くことのできる縦向きのBは、
偶数列に置くものよりも奇数列に置くものの方が1枚多くなります

とうとうN行目まできました。N行目についても、
N−1行目からN行目にかけて置かれた縦向きのBにより、既に埋まっているマスがあります。
そして、その既に埋まっているマスは偶数列のマスよりも奇数列のマスの方が 1マス多いのです。
さらに、都合の悪いことに、N行目は1列目のマスが切り取られています。
要するにN行目でまだ埋まっていないマスは、
奇数列のマスよりも 偶数列のマスの方が2マスも多いのです。
ところがN行目にはBは横向きにしかおけません。
横向きのBは奇数列のマスと偶数列のマスを1マスずつ同時に埋めることしかできませんので、
最後に残った偶数列の2マスを埋めることができません。

以上のことから、AをBで敷き詰めることはできません


それにしても、難しいと言うか、奥が深い・・

問題:出典不明


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