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■ Re: 疑惑のCO ( No.103 )
日時: 2006/12/10 16:52
名前: Yossy

ひでぽんさんにも登場頂いたし、そろそろ大詰めでしょうか?

A、B両刑事のやり取りもいよいよ最終段階に入って来ました。

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「いや、見落としていることがあるぞ。この犯人はかなり狡猾だな。いろいろな状況を想定して鍵を返すチャンスをいくつも準備している。」
 「どういうことですか?」
「一番安全なのは誰も見ていないところで鍵を返す方法だろ?」
 「それはそうですが、いま検証したようにそんな場面はなかったような…。」
「だから見落としているっていうんだよ。ドアチェーンはドアを閉めなければ外せない。つまり
チェーンを外すときは僅かな時間だがドアが閉じられ、誰にも見られなくなるだろ。」
 「そうか〜。そんなことは誰も意識してませんからね。ということは二郎ですか!?」
「俺はそう睨んでいる。」

 「でも窓から入れるかもしれないと誘ったのは三郎ですよ。」
「だが三郎が梯子を登るのを制して自分が登ると言ったのは二郎だろ。それに俺がおかしいと思ったのは、梯子を登る前に三郎に『お前は梯子を物置に戻してくれ。』と言ったことだ。これは窓に鍵が掛かっていないことを知っていたからだ。二郎はこんな状況を予め想定して窓の鍵を開けておいたに違いない。そして最も安全に鍵を返す状況を三郎が提案してくれたので、内心ほくそ笑んでいただろうよ。」
 「なるほど〜。でも最初に一郎がチェーンを切るものはないかと言ったとき、カッターを探して持ってこようとしたのも二郎ですよ。そのとき三郎が窓から入ることを言い出さなければ、カッターを使うことになったでしょうに。」
「自分から言い出さないというのも計算の内だろうな。チェーンを切って入ったとしても最後に部屋に入ってさりげなく鍵を掛けておけばいいのだからな。なにしろみんな覧男に気を取られているはずだから。また、それが出来ない場合の策として、照明のスイッチやデスクにに近づけるチャンスを作ってあっただろ。」
 「あ、部屋の照明が点かなかったのはそのための工作だったのか。」
「そう、チェーンを切って部屋に入った場合は部屋は暗いはずだかから、照明を点けるふりをしてスイッチの所にいけば鍵を掛けるチャンスはできる。万一誰かが先に照明スイッチの所に行ってしまった場合にも、照明が点かなければ自分が素早く電気スタンドの所に行ってそのスイッチをいれるときにデスクの上に置くことまで想定していたのだろう。とにかく鍵は部屋の中のそれらしい場所にあればいいわけだからな。できるだけ自然に、誰にも気づかれずにそれができるようにいろいろと準備していたということだ。」

 「うーん、だとするとあとはどうやってチェーンを掛けたのかということですね。」
「いま、鑑識に頼んでいるのはそれなんだ。一酸化炭素でちょっと思いついたことがあってな。」