pc ( No.104 ) |
- 日時: 2015/09/04 22:34
- 名前: 京
- 1.2.3.4…あ、読めた。
はっきり10文字【◯◯◯定食】
「 ヘェ〜定食かあ。てっきりマキさんならフレンチとかイタリアンとかを選ぶのかと思った。なんか、親近感が湧くよな。歳の割にしっかりしてるのかな。」
お嬢様なイメージのマキさんが選んだのは庶民的な定食だった。 彼女の意外な部分に憧れから恋心に発展してしまいそうな純情な俺。
リリリリリーン!
そんなタイミングでの電話はマキさんに違いないな。 予想はビンゴ!やはり彼女からだった。 今度は自信満々に指をスライドさせて電話を受ける。
「 ご機嫌よう。暗号はとけましたかしら?」
「 はい、もちろん。◯◯◯定食!」
「 ふふふ。お見事ですわね。実はこの定食、前の東京オリンピックが開催された時、学生の頃にいただいた思い出の定食ですのよ。再び東京で開催すると聞いた時、ふと思い出して食べたくなったんですの。」
「 そうだったんですか。そんな思い出の定食を俺と一緒でいいんですか…って、あれ?東京オリンピック…??」
そう言いかけて俺は口ごもる。 …前のオリンピックっていつ開催されたんだっけ?
見た目は20代前半の彼女。けれど東京オリンピックが開催された年に食べた??? いや、あれ?まさか………。
「 あ、あの、マキさんてお幾つなんですか?」
「 ほほほほほっ!じゃあご機嫌よう。また明日ご連絡いたしますわ。ツーッツーッツーッ…。」
…マジスカ!?
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