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■ pc ( No.56 )
日時: 2012/04/11 21:57
名前:

ヒントストーリー >>32 >>47 のつづき

「 あれだけ苦労して犯人役を演じたのに、俺が犯人役だとのばらし方がちょっと簡単過ぎじゃないか!?」
ガックリと先生はソファーに崩れるように座り込んだ。

う〜ん…犯人役は大風先生。
でも先生にはしっかりとしたアリバイがある。
この台本だ。
この台本がコピーできるコピー機が設置してあるのはこのペンションから15キロ離れたコンビニ。
ここのオーナーが説明してたからそれは間違いないはずよね。

15キロかあ。
車で片道20分かかるとして、先生がペンションから出ていったのは6時ちょっと過ぎてたっけ。
だから素直に考えれば先生がコンビニについたのは6時30分くらい。
そして、その同時刻くらいに今回の事件が起きた。
完璧なアリバイだ。

ひょっとして、この台本って元々人数分用意してあった設定だったのかも。
犯人が前もって真紀から台本の原本を盗んで人数分コピーし、その後こっそり返しておけばその推理も成り立つ。
よ〜し。

「 …というトリックはいじゃがでしょう?」

私は推理内容を皆に説明してみた。

「 そこまでの設定はあってるわよ。でもそれだけだと矛盾がしょうじるわよね?」
「 ええ、真紀がここに来てから手書きでかいた、このタイトルよね。」
私は台本の表紙部分のタイトルを真紀の手にしていた台本の原本のタイトルとをジックリと照らし合わせてみた。

私の推理が正しけれ先生が真紀の字体を真似て誤魔化してるに違いな…!?

「 げ!?ピッタリ一致!?それにこれはコピーされたものに間違いないなあ…ガックリ。」

このペンションにはコピー機やハイテク機器は置いてない。
この辺りに民家も無いから一番近いコピー機が設置されてるのはやっぱり例のコンビニ。
それは曲げようのない真実。

そのアリバイを崩すのが今回の物語の重要ポイントな訳ね。

よし、とりあえずこれを確認しなきゃいけないな。

「 あな、先生?コンビニに行ってコピーした証拠として領収証は持たれてます?
1500円分のコピー代のレシート兼領収証。最近はちゃんと機械から発行されますよね。」

「 ああ…もちろんだ…あれ?おっかしいな。どこかに落としたか!?」

そう言いながら先生はポケットをまさぐってている。
だが予想通りなにも出てこない 。

「 やっぱり…ズバリ!!先生はコンビニへは行っていませんね!? 」

「 ははは。ばれた?ばれちゃあしょうがない。そう、俺はコンビニへは行ってないんだなあ〜これが。」

…マジスカ!?