（これは「Q771 Dagon Quest�T〜後を継ぎし者たち〜」とは別ですが関連する世界のお話です。
　http://quiz-tairiku.com/suiri/quiz8.cgi?mode=view&no=71）

Prologue

【多層の次元を有するこの世の、ある１つの次元世界『ロールトブルク』。

　この世界は長きに渡り、イーティと名乗る謎の存在の襲撃を受けていた。
　一説にイーティは別の世界の支配者であり、新たにロールトブルク支配に野心を得たものであるとも囁かれるが、定かではない。
　１つだけ確かに言えるのは、このままではほどなくロールトブルクは滅亡してしまうであろうという事であった……】

しゃまん「精霊達が……騒いでいるわ」
ぐらぷら「うー、酒場にいたって体がなまるだけアル！　早く出かけよう、イーティを倒すために」
ぶれいぶ「→はい
　　　　　　いいえ」
ふぁいた「そう思うんだったらもっと剣なり何なり力をつけてくれねぇか、ぶれいぶ？
　　　　　勇者の子孫だかなんだか知らねぇが、今のお前がいたって悪いが足手まといだ。
　　　　　戦えるのはオレ達３人……これじゃどうにもならねぇよ」
？？？？「ふぉふぉふぉふぉ……そうとばかりも言えんぞ、『光』の使徒達よ」
しゃまん「誰っ！？」

【酒場の入り口には、ローブをまとった老人の姿があった】

ダゴニス「わしの名はダゴニス。大王ダゴンの曾孫じゃ」
しゃまん「大王ダゴン！？
　　　　　……聞いた事があります。確かこことは異なる次元においてあまたの破壊をなすも、その世界の勇者の子孫に滅ぼされたと」
ふぁいた「んじゃ、ダゴンってのは悪い奴だったのか？　その曾孫のあんたがオレ達に味方してくれるってのか？
　　　　　いや、それ以前に何故あんたがこのロールトブルクに……」
ダゴニス「ふふっ、大王ダゴンとは己が心の実体化。元来形あるものではない以上、次元の壁を越ゆるなど雑作もなき事。
　　　　　そして町を焼き、人を殺し、悪をなしたいならばこれをなす。善に与したとて何の不思議があろうぞ」
ぐらぷら「さっき『光』うんぬんって言ったアルか？　それってワタシ達の事？」
ダゴニス「そうだ。勇者ぶれいぶ、戦士ふぁいた、武闘家ぐらぷら、精霊使いしゃまん。お主ら４人には『光』が見える。またこのわしも『光』を持っておる。
　　　　　この世界には他にも『光』の持ち主が多数おる。例えお主が今は未熟でも、彼らと力を合わせれば必ずやイーティを倒せるはずじゃ。
　　　　　勇者ぶれいぶよ、やってみる気はあるかの？」
ぶれいぶ「→はい
　　　　　　いいえ」

【かくして、新しき勇者ぶれいぶの『光』の使徒を探す旅がここに始まったのである！！】

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なまえ：ダゴニス
しょくぎょう：だいおうのひまご
せいべつ：おとこ
とくぎ：ダイヤモンドアイ（『光』の有無を判別できる）
びこう：だごさんすぺしゃるさんくす
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ふぁいた「しかしなんかバランスの悪いパーティだな。攻撃偏重というか……」
ダゴニス「うむ。そう思ってな、薬草を大量に買い込んでおいた。バカ力のお主なら薬草の１６個くらい持てるじゃろう」
ふぁいた「あ、あのなぁ 」