秋本啓介

名詞の裏には『続けて』と書いていた。

通りすがりA「みやけてつやだろ。けてってあるし」
通りすがりB「違うな。　「けて。」と○があるからな」
通りすがりA「じゃあなんだろうな・・・。ん？けて・・・。けーてー・・・。ＫＴ・・・。高杉孝一？」
通りすがりB「違うだろうな・・・。けて。････ちぎられたのだから何か書いてあったんだろうな。」
通りすがりA「けて・・・。助けて。預けて。よけて。・・・たくさんありますねぇ。毛手。・・・」
通りすがりB「まぁ、通りすがりに分かるほど甘くないってことだ。真相は闇の中だな。」
通りすがりA「それを言うなら藪の中でしょ？」
通りすがりB「・・・」

っということで、自分は泣いをいいたかったんでしょうか？

とりあえず高杉孝一　ということで
（破ったのは偽装工作、K.Tのつもりだったが順番を間違ってしまった）

＞ｔ２さん、カームさん
レスありがとうございます
メッセージは何と書いてあったのか、それを見た犯人は何故自分の事だと思ったのか、がポイントとなっております。(2006/11/18 10:20修正)

・・・ということは、違うということですね

変な質問ですが、それは万人が見て納得できることですか？

みやけてつや、たすけて、つづけて、かまけて、、、

あ！

「まけて」と書かれていて、犯人は『高杉』とか。
オヤジギャグやん、そんなの

「助手」は素直に読めば「たすけ・て」

だから、犯人は被害者の助手の秋本啓介　

＞ｔ２さん
「まけて」と書かれていて、犯人は『高杉』
それもいいですね

＞Ｙｏｓｓｙさん
レスありがとうございます Ｙｏｓｓｙさんの問題、ハイレベルで凄いなと憧れております。
さすが鋭い読みですね。「けて」の後の「。」はどう解釈されますか？

月光さん、はじめまして。

あ、「。」があったのか。「くてん」、全然考えていなかった。

敢えてこじつければ、「句点」は「文の切れ目に打つ記号」。被害者の下から独立したがっていた＝被害者と縁を切りたがっていた、助手を表しているのかな？

実は、「犯人も馬鹿な事をしたもんだ。」というのが引っかかっています。犯人がＤＭに手を加えたということだろうか？でも、このＤＭは手に握られていたのだから、それはなかったと思っているのですが…。
出直します。

これから高校の同窓会に出掛けま〜す。よって今夜は午前様の予定。←レスが遅れると言いたかっただけ…。

こういった問題は結構好きですねぇ。
一つ聞きたいのは手に握られていたこの名刺。
取れないからひきちぎってもってったと解釈してるんですが
状況を考えると、けて。の部分は手の中にあってもっていけなかった、とすると少なくてもその３文字は
犯人から見えなかった、そしてそれより前に書かれていた
部分で自分の事を書いているんだと勘違いして持っていった、
と言う事でよろしいでしょうか？

根本的な認識として、被害者が殺された現場は彼の事務所ということでよろしいんでしょうかね

＞Ｙｏｓｓｙさん
改めて初めまして 同窓会楽しんで来て下さいね
はい、「馬鹿な事をしたもんだ」という警部の科白も割とポイントになっております。
警部：「犯人がメッセージを深読みせずにそのまま置いていけば、俺もこんなに早く犯人が解ることはなかったのにな。」


＞Ｔさん
レスありがとうございます
はい、犯人はメッセージを全部見ることが出来なかったのです。
警部：「後ろ暗い所のある奴ってのはしなくていい事までしてかえって自分の首を絞めるんだ。」

＞寒來さん
レスありがとうございます
解りづらくてすみません、現場は被害者の事務所です。
警部：「自分のテリトリーだってんで油断したんだろうな。根も葉もない中傷だの独立の妨害だの、脅迫だのとあくどい事をして敵が多い事は解っていただろうに。」

＞月光氏　こちらこそどうも。なるほどそうですか

Yossy氏の言われる通り「助けて。」で『助』の部分だけが見えていたとすれば
秋本と言えそうですが、如何せん『。』の部分には苦慮しますな

ＤＭに直接的には関係ないのですが、ちょっと別の視点から述べさせてもらいますと
指などの末端関節が死後硬直するのは死後およそ８時間くらいだそうなので
犯人は一度現場から立ち去った後にもう一度現場に戻ってきて
そこで握っていた名刺を切り取っていったと言う事になるかと
そうすると、助手の秋元が８時間内に気づかなかったということが考えにくいかなとも
もし気づかないとすれば、殺された次の日が休みだったと言う可能性もありますが
休みの日だと今度はビルに入る事自体が難しくなり、もし出来たとすればそこで働いている秋元と言う事に

コレで行くと、態々戻ってきて名刺を取っていく必要があった人物且つ
もし戻ってきても怪しまれなかったり、ある程度そこでの行動が自由な人物
つまり『秋元』が犯人と言う事を指しているんじゃないかと言う事で
警部の「(わざわざ)馬鹿な事をしたもんだ」に繋がっていくのかと思ったりしております

・指紋を拭き取ったことについて
秋本なら指紋がついていてもおかしくはないので、拭き取った不自然さが出てくると思いますが
もし、自分と橋本(被害者)の指紋しか出てこなかった場合や、自分以外に疑われそうな人物の指紋が出無かった
場合を考慮し、念のため拭き取っておくことにより、外部犯の仕業にも見せかけようとした
と言う事ではないかと(2006/11/18 22:03修正)

よかった、まだ正解は出ていないようですね。
高杉ではありませんか…

↑寒來さんが指摘されている死後硬直については私も気になった部分ですが、この問題においてはそれを無視していいものと勝手に解釈していました。実際の話(現実的な)に基づくと、皆さんの推理もそれぞれ理に適っていて混乱してきました。

しかし、ヒントの『何が書かれていて、どうしてそれを自分と思ったのか』から考えを深めていくと…

後頭部を殴打、ということは即死か、よくても少しの間の意識しかなかったものとして悠長になにかを書き込む時間は無かったものと判断します。つまり、事前に誰かへ向けてのメッセージをメモ代わりに書いたものか、単になにかを書きとめたものだということになります。自身の置かれた状況が危険であるにもかかわらず、と警部の言葉がありますが…油断するには自身の意向を第三者へ伝えるためのメッセージだったと考えるのが自然ではないでしょうか。メッセージをそのままにしておけば解らなかった、と余計なことをして自分の首を絞める、からはこの被害者と犯人との関係がそこにあったと想像できます。

・・・口で言えばすむことなら、わざわざ書きませんよね。
それを書く理由があったはずです。
助手であれば直接口で伝えれば済みますから、容疑から外します。
同業者に対しても伝言をこのように伝えるのは不自然であり、ちょっと外しておきます。

依頼人の高杉はどうでしょうか。
報酬支払いの催促をするにあたって居所が知れない、または自宅を留守にしていれば名刺の裏に伝言を書き込みドアにはさむかポストに入れますね。そして、それによって事務所までやってきた。
では、なんと書けばそうなるのか。

・・・もうちょっと考えてみます。

↓夜道ですか 　笑わせていただきました。(2006/11/19 00:33修正)

あぁ、駄目だ。
犯人はメッセージを全部見ることができなくて『けて。』は知らない前提なんですよね。それだと、この読みは当てはまらなくなってしまいます。また一から考え直しか・・・(2006/11/19 00:39修正)

「夜道に気をつけて。」　何ていかがですか？

＞寒來さん
出題者の解答を上回る鋭い推理です（冷汗）
警部：「大丈夫か、この出題者・・・。凶器が部屋にあった灰皿ということから、犯行はおそらく衝動的なものだったんだろう。日頃の恨みが積もり積もって爆発したって所かな。被害者のような報告書など正式な文章を書く機会の多い人間は、こんな時でも日頃の癖が出るんだろうな。」

「夜道に気をつけて。」私も笑わせて頂きました

＞ｔ２さん
お考えの通り、死後硬直に関しては現実的な事を無視して頂けると大変助かります(冷汗)
警部：「核心に迫って出題者に冷汗をかかせたのに遠ざかってしまわれたようだ。このメッセージは犯人や我々警察に向けたものではなく、死にたくないという被害者の叫びだったのだろうな。」

明日辺り解答編を発表いたします。物が飛んで来ませんように・・・ (2006/11/19 20:03修正)

今回のヒントからも>>6が妥当と考えられますが違うのかな〜。

「報告書など正式な文章を書く機会の多い人間の癖」＝文の最後に常に句点「。」を打つ。

「死にたくないという被害者の叫び」＝「助けて。」

と考えればやはり犯人は助手の秋本啓介ということになる。被害者は「助けて。」と書いたのだが「けて。」の部分が握られていて見えなかったため、「助」だけを見た犯人は「助手」と書いてあると勘違いしてその部分を破って持ち去ったということでしょう。
警部が言っているのは「『助けて。』のままにしておけば少なくとも助手には直結しなかったであろうに…。」ということ。

しかし、この結論では、「。」は単に被害者の癖が出たというだけで、相変わらず重要な意味を持たないのが難点だが…。

う〜ん、早く「。」の意味を知りたいものです。 (2006/11/19 22:56修正)

あちゃ〜「夜道に気をつけて。」　は違ったかぁぁ（ｳｿ
お二方とも笑っていただき何よりです

私は「。」を単なる癖だととっておこうかな (2006/11/20 00:23修正)

おや、核心に迫っていたんですね

ここまでヒントが出ているのに『けて。』に続く一文が思いつかない…。

『片付けて。』『鍵を掛けて。』『明日○時に電話を掛けて。』
これらに通じるものならば助手の秋本ですよね。
電話(モーニングコール)あたりが妥当(忘れないよう)とは思います。

名詞の裏ですからね。
メモ程度の用件だと思うんです。
けれど、口頭で伝えるには正確性を欠くか忘れのおそれがある。

商売敵にそういった類のメモを渡すとは思えないし…。
依頼人にも…。

明日の解答を楽しみにしています。

刑事に呼び出された男、秋本啓介は青ざめた顔で取調室の椅子に座っていた。警部は秋本を見据え口を開く。
「君が勤めていた探偵事務所の所長、橋本隆彦が殺された。これはさっきの刑事から聞いたね。で、被害者はこんな物を握り締めていたんだ。」
警部はちぎられた名刺の裏を秋本に見せた。名刺に目を落とし秋本は叫ぶ。
「『けて。』？そうか！あの野郎『助けて。』って書いてたのか！」
警部の視線に秋本ははっとして口を塞ぐ。
「やはりこれを持ち去ったのは君か。被害者が犯人は君だと示す為に書き残したと思い込んだんだろう？」
秋本はがっくりと肩を落としぽつりぽつりと語り始めた。
「その通りです。僕は他人を蹴落としたり、弱者を踏みにじったりするあいつのやり方が許せなかった。こんな奴の下で働くより独立しようと決めたんです。信頼の置ける人達に話をして支援してもらう約束を取り付けました。だけどあそこを辞めて本格的に開業の準備にとりかかろうとした時、彼らは皆一斉に『君とは仕事は出来ない。』って言い出して手を引いてしまいました。話を聞くと橋本に卑劣な脅しを受けたようです。あいつを問い詰めたら『お前みたいな甘ちゃんは他人の下で這いつくばって働くのが似合いだ。』って・・・。それでカッとなって、あいつが背を向けた時に灰皿で殴りつけていました。逃げ出した後、だんだん恐ろしくなって戻ってみるとあいつは名刺に『助・・・』って書いて死んでいる。助手の僕が犯人だと書き残しやがったと思って持ち去ろうとしたんです。これさえ無ければ、あいつは敵が多かったから容疑者を絞るのに時間がかかるだろうと思いました。半分しか取れなくて焦りましたけど、凶器の指紋を拭いて外部の人間の犯行に見えるようにしておけば残り半分を見ても僕とは特定出来ないだろうと思ったんです。」
警部はうなだれる秋本を見つめ口を開いた。
「そうか・・・。名刺を持ち去らなければこんなに早く犯人を特定する事は出来なかったのに。それに橋本のやり方を許せないと言う君が、どうして自分の罪を他人に着せるような行動を取ったんだ。」
秋本は震える声で答える。
「僕は、あいつの言うとおり甘ちゃんだったんです・・・。」
俯く秋本の肩を慰めるようにそっと叩くと、警部は刑事を呼び秋本を連れ出させた。

劇終

以上で『ちぎられたメッセージ』終了でございます。いかだがったでしょうか？

＞ｔ２さん
>>5で「たすけて」と書かれているのを見て「ぎくっ」としたのですがその後遠ざかってしまわれましたね
参加して頂きありがとうございました。

＞カームさん
仕掛けを全て拾って頂きありがとうございます
>>2に早くも「助けて。」と書かれていて冷汗をかきました。参加して頂きありがとうございました。

＞ｙｏｓｓｙさん
被害者は犯人を示す為にメッセージを書いたのではない、という解答を明確にして頂きたかったので「。」について伺いました。深い意味があった訳ではないんです 惑わせてしまったようですみません。>>16での推理完璧です 参加して頂きありがとうございました。

＞寒來さん
出題者の解答を上回る鋭い推理でした 「。」はおっしゃるとおり被害者の癖です 他の２人の容疑者を除外し犯人を秋本に固定する為に「。」をつけ、「正式な文章を書く人間の癖」と言う事で説得力を持たせようという意図でした。参加して頂きありがとうございました。

ご意見ご感想、ツッコミ等、聞かせて下さいませ

私からは特にないです。死後硬直の件に関しては
寒來さんが色々話していたようですし
またいつぞやのように出題者の意図とは無縁の所で
語りだしそうだったので今回は静観する事にしました。

Yossyさんのコメントを見て犯人は馬鹿な事をした
という一文が気にかかっている、との事だったので
そこだけ確かめておいただけですので。

＞月光氏
私なんぞは相も変わらず『外堀を埋める』やり方しかできませんので「上を行く」などとはおこがましい
これだけの才がお有りになれば次回策が楽しみ

こういう推理問題はボカして回答するのが大変難しい場合あります。>>6は精一杯ボカしたつもりだったんですがね。

今回は「。」でちょっと悩ませて頂きました。次回もまた楽しく悩ませる問題をお願いいたします。

こんばんは。
皆さん、すごいですね。
すでに答えが出ている場合があることを勉強いたしました。
(当然なんですがね ）

今までここでは参加したことなかったんですが、
この問題はなぜか目に留まりまして。
若輩ながら楽しませていただきました。

月光さんの次の問題に期待するとともに
すばらしい頭脳をお持ちの皆様とも
今後もよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。


p.s.
自分的には『まけて』であって欲しかったです。

助けて。　と書いたのは偶然ですね。

それしか思いつきませんでした。

では月光さんのために真相解明を…
身近にあった灰皿を凶器に使った事から犯人は衝動的に犯行を行なったと思われる。
そして被害者を殴った後慌てた犯人はそのまま立ち去ってしまった。
そして被害者はもともと助けて。と何かの時に書いたかその時書いたかはどっち
でもいいが名刺を持って絶命。犯人は逃げた後しばらくして
落ち着きを取り戻して色々考えてみる。本当に殺してしまったのか？
夢じゃないのか？そしてついに現場に戻る事を決意。戻った所その時のままだからまだ
発見されてない事を知り被害者も確かに死んでいる事を悟る。

冷静になった犯人はこいつはいろんな奴から恨みをかっていた。俺がやったとはわからない
かもしれない。そこで灰皿の指紋を拭き取り証拠隠滅をはかった。

その時被害者の手に助と読める名刺が握られていたのを見付けダイイングメッセージを残して
いたとあわててひきちぎって退散した。といった感じでどうでしょう？

時間に関しては例えば夜に犯行を行い、朝早く戻ったなら訪問者は
誰もいなくても不思議じゃないしあまり気にしなくてもいいかも…
(2006/11/21 11:26修正)

＞Ｔさん
真相解明ありがとうございます
そうか、犯行は夜で戻ったのが朝だとしたら死後硬直の件も説明がつきますね！←自分で気付きなさい

＞寒來さん
もったいないお言葉、ありがとうございます
現在次回作のネタ探し中です 公開はいつになる事やら

＞Ｙｏｓｓｙさん
>>6はそういう事だったんですね
確かにこういう問題では解答をぼかすのは難しいですね。楽しんで頂けたようで幸いです。ありがとうございました

＞ｔ２さん
推理板初参加だったんですか？ありがとうございます
幅広い解釈をされていて、「そんな手も有りだなぁ」と勉強になりました 「まけて」も有りですね

＞カームさん
偶然だったんですか いきなり核心を突かれていたのでかなり冷汗をかきました。ご参加ありがとうございました

それでは今夜中にロック致します。
お付き合いして下さった皆様、ありがとうございました (2006/11/21 20:52修正)

さて、それではロック致します。

最近この「暗号／推理板」にこの手の問題が少なくなってきていて、そういう時流なのかと思いつつも再興させたい等と一人思う月光でした。

お付き合い頂きありがとうございました！