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■ pc ( No.12 )
日時: 2010/02/11 17:32
名前: ゲーデル

問題提起として出したものなので、私なりにこの問題をまとめようと思います。 (~。~)

『「門Aが天国の門か」と聞かれたら、あなたは「はい」と答えるか?』
みたいな質問には、次のような問題点があると思います。

1.実は結構複雑な質問である。
 この質問でうまくいくことの説明として、
 「門Aが天国の門か」と、「「はい」と答えるか」という2点に絞って、
 4つのケースを考察して、解説されることが多いのですが、
 そこまで単純な文章ではありません。

2.「〜と聞かれる」ことを真として考えている。
 自然言語(通常使う言葉)では、人に「Aなら、B?」と尋ねる時、
 Aが真であることを前提として尋ねます。
 ところが、論理学的には、「AならばB」の真偽を問われているか、
 Aを前提として、Bの真偽を問われている、と捉えられます。
 Aが真の場合は、どちらの場合もうまくいくのですが、
 Aが偽の場合は、どちらの場合もうまくいきません。
 また、Aを真とすると、問題が起こることがあります。(3参照)

3.質問の回数と質問する人が限られる場合、問題が起こることがある。
 例えば質問出来る回数が1回、質問出来る人も1人の場合、
 論理的に、「門Aが天国の門か」と聞かれないことが導き出されます。
 すると、この質問ではうまくいかないことになります。(2参照)
 質問出来る人が何人もいても、門番が質問される回数が限られていれば、
 やはり問題が起こります。

4.自然言語的に捉えられた場合にも、問題が起こる。
 自然言語的に質問を捉えられた場合、
 「まだ聞かれてないことなので、わからない」とされても仕方ない気がします。
 つまり、この問題では、沈黙されても文句が言えない気がします。

以上の4つの問題点から、
私は、この質問を使った「答え」は、かなり不適切な気がします。 (-へ-;)

どうでしょうか? (^^;)

追記:
この説明の2.の部分には誤りがあります。
>論理学的には、「AならばB」の真偽を問われているか、
>Aを前提として、Bの真偽を問われている、と捉えられます。
これが、そうとは限らない、ということです。
実際、良くある質問は、「A→B」と言うところに問題の本質がある
わけではないように思います。詳しくは>>34を参照ください。
ただ、「〜と聞かれる」ことを真として考えていることには
やはり問題があり、正直者でも常に「いいえ」等と答える可能性があり、危険です。