クイズ大陸



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名探偵助手リンカ2「理論の活用」 ≫No. 1
?クリカラ 囁き
クリカラ探偵事務所。
お客さんは来ない。
たまにお客さんがきても、仕事になることはあまりない。
自称名探偵のクリカラが、浮気調査やペット探しを断るからだ。
「あんなものは、名探偵の仕事ではない」
彼の言い分だ。彼はここの所長なので、彼の決定は絶対だ。
まあ、わからなくもない。少なくともクイズのネタにはなりそうもない。

暇なとき、彼はいつも何かしらの本を読んでいる。文学だったり、専門書だったり、上品だったり低俗だったりいろいろだ。
「今日は、随分難しい本を読んでますね」
「ああ、君もアインシュタインって人名だとか、相対性理論とか、聞いたことくらいはあるだろ?」
「ええ、聞いたことくらいは。でも、どんな理論かはよくわかりませんけど」
「私もそうだよ、こんなに有名なはずの理論を説明できないってことが気に入らなくてね、今更ながら読んでるところさ、読み終わったら君にも教えてあげるよ」
「折角ですけど遠慮します(^^;」
知恵熱出ますから。残念ながら私の頭の性能はそれほど良くない。
「そうか…、でも薀蓄(うんちく)を仕入れたからそれだけ聞いてくれないか?今時の言葉でトリビアってやつかな」
「へえ、なんですか」
少し興味がわく。
「この相対性理論ってのは簡単にいうと、速度や重力によって、物の長さや時間が変化するって話みたいだ」
「えと、光の速さになったら時間が止まるってやつね」
「そうだね、ところがその変化ってのは、とてつもなく速いかとてつもなく重力が大きいかしないと、人間にはほとんど影響ないくらいの差でしかないんだ。だから近年までこの理論は理論としては正しいけれども、普通の人間の生活では使い道のない理論だって言われていたらしい。」
「ふんふん、それから?」
「近年、そうだねここ十数年の間かな、日常に広まったあるものに使われてるって言うんだ」
「なに?なに?!」
「ははは、ばかだなぁ、それがクイズの問題じゃないか」
「えー、なんなのよ?」
「君も持ってるよ」
「私も持ってる?んー、相対性理論…」


問題
その物とはなんでしょう?

全角入力でかってに君が反応します。
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