クイズ大陸



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?キト
No.87に書いた「疑問」「なんでだろう?」についてです。
いろいろ調べてみましたが、errorさんのNo.88にほとんどのキーワードが出ているようですね。シーラさんにご紹介いただいた『部首のはなし』(阿辻哲次著)も読んでみました。(ありがとうございました)

「女性は卑しさと悪の象徴」「男は人で表された」
そして、その背景は「男中心の社会」「男尊女卑」

そもそもの《女》という字は、手を胸の前に組み合わせ、ひざまづいた人間の形をかたどった象形文字だそうです。

ちなみに、漢字が作られたのは中国、で日本に「輸入」されて、読みや意味、形の一部が変わったもの、新しく作られたものもあり、そのへんまで追求していくと私には手が届かないのですが。
どっちにせよ上の背景は中国も日本も同様だった、と言えるのでは、と思います。ちなみに「かしましい」は日本で新しくできた読み「国訓」らしいです。

で、A「なぜ、女3が形容詞で男3が動詞なのか」について、私なりの解釈はこうです。
先の話と結局同じことですが、「男が」「男の視点から」作ったもんなのでしょうね。
だから女のすることは「形容詞」で男がすることが「動詞」になった...(自己流解釈)
(ただ、この解釈には穴がありまして、《女女》は動詞です。)

「男が人で表された」ということは、男を特別に「表現する必要があまりなかった」「自分以外のものを表現するための字として女がつくられた」のでしょう。おそらく《男》も自分たち(知識層、上流階層)のことでなく、下で働くもののこと、なのかな?(これも自己流解釈)


たとえば、女偏に喜ぶ、と書いて《嬉》しい、です。女とたわむれる=嬉しい、らしいですね。このときの主体はもちろん「男」ですね。他には、《婿》の場合、「胥(ショ)」は対をなす仲間の意を含み、「女+胥」で女と結ばれてペアになった者という意味だそうです。

で、このへんのことを知って、さらに考えたことはまた次回に。
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