薬品はどこへ?≫ No.1 ≫No. 2
警部補 海東優作
2005/01/06 00:16
「特別な車輌は通らなかったのですか?」
今度は荒方君が聞いた。
「あっちで工事をやってるらしくて、工事車輌は何台か通りましたよ」
一人の警官がその方向を指差しながら答えた。
「ロードローラーが1台と、砂利運搬用のトラックが1台、工事を告知する電光の付いた車が1台かな」
「そのトラックは何か荷物を・・・」
「いえ、荷台は空でした。他には、故障車を牽引したレッカー車と、霊柩車が1台。後はタクシーが2、3台ですね。すべてチェックしました。レッカーされていた車もです。」
「霊柩車には棺は載っていませんでした。タンクローリーとかミキサー車ならともかく、普通の車には載せられない量ですよ」
・・・しかし、実際にはその時には既に、犯人たちは検問を悠々と突破し、隣りの街へと逃走していたのである。
さて、犯人はどのようにしてこの検問を切り抜けたのであろうか?
警部補 海東優作 2005/01/06 00:16
今度は荒方君が聞いた。
「あっちで工事をやってるらしくて、工事車輌は何台か通りましたよ」
一人の警官がその方向を指差しながら答えた。
「ロードローラーが1台と、砂利運搬用のトラックが1台、工事を告知する電光の付いた車が1台かな」
「そのトラックは何か荷物を・・・」
「いえ、荷台は空でした。他には、故障車を牽引したレッカー車と、霊柩車が1台。後はタクシーが2、3台ですね。すべてチェックしました。レッカーされていた車もです。」
「霊柩車には棺は載っていませんでした。タンクローリーとかミキサー車ならともかく、普通の車には載せられない量ですよ」
・・・しかし、実際にはその時には既に、犯人たちは検問を悠々と突破し、隣りの街へと逃走していたのである。
さて、犯人はどのようにしてこの検問を切り抜けたのであろうか?