フリーキックさん
そうですね…足尾が生き残ったのはまったくの運だと思われます…
では、解答編…伏線張りまくってますが回収できるかは不明です…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『ってこトハ…飯塚もシロでスカ。』
「…やっぱり？手袋してるし、チョークに毒仕込むのもアリかと思ったけどな。」
『薄手なんデショウ？針なら防げなイ。普通の毒なラ、仕込めば反応が残りマス。』
廊下の向こうのほうから、足音が聞こえる。
「…足尾と趙はシロだと思うか？」
『毒…授業前に捨てルナラもっと場所を選ぶデショウ。かといッテ、倒れた後に窓を開けルノハ…。』
「目立ちすぎる、よな。実際、指紋も無かったし…シロで良いと思う。」
廊下の向こうの足音が、この教室の前で止まった。
「残るは今田と久寝だけど…どっちだと思う？多分、声は揃うと思うぜ？…せーの。」
「『久寝。」』
「…ほら、揃った。入って来いよ、久寝巍！！」
ガラッ… ドアが、開く。黒髪で、右手をポケットに突っ込んだ男が立っていた。
「…失礼ですね。どうして僕が墺田先生を殺した犯人だと…」
「フェイクの置き過ぎ。…それから、たった一時間の授業に水筒を"2つ"はおかしい。」
「水分、過多ぎみなんですよ僕。」
「どうせ授業前と授業後にしか飲まないのに？いくら過多でも在り得ねェよ。」
久寝と2人で睨み合う。
「…仮に僕だとして、どうやって殺すんですか。」
「クーラーに仕掛けとけば良い。水筒2つの理由もソレだろ？出来れば、動かす指示はトーヤ先生にさせる。」
「クーラーに？馬鹿言わないで下さいよ。どうやって毒をクーラーで…」
「シアン化水素！…青酸は青酸でも、カリじゃなかったんだ。沸点は26℃、クーラーの設定温度より低いぜ。」
クーラーを指差す。久寝がそれを一瞥し、またオレを睨みつける。
「シアン化水素は空気より軽いから、座ってる生徒より立ってる教師の方が死にやすいしな。」
「確率の詭弁だ。クーラーなんかに仕込んだら、全員が死ぬでしょう？」
「排気口を一緒に点ければ良い。前だけで動いて後ろには来ない…排気口の近くにいた足尾は運だけどな。」
「排気口を動かす指示は無かったかもしれないじゃないですか。そしたら…」
「…だから、念のために持ってたんだろ？毒避けマスクの代わりだ。」
酸素缶を、投げる。近くのコンビニで売ってた（\600）。
「部活で使う、とか言うなよ？酸素缶が必要なほどハードなら、どんな寒がりでも冷たい飲みモン持ってくる。」
「……はぁぁー。もう、良いよ。うん。認めれば良いんだろ？まったく…。」
久寝が、右手をポケットから出す。その手に…鞭。
「うわぁお、アブねぇモン持ってんなオイ。」
「せっかくカップルに青酸カリやら取り寄せてもらったのになぁ。失敗だよまったくアンタの所為で。」
バシィッ！！ 慌てて鞭を避ける、机が叩かれて飛ぶ。
「あのさ、1つ言っていい？コレ、推理モノなわけよ。アクションモノじゃねェんだけど！！」
昨日のチャックルのロープといい、何だ？オレか？オレが悪いのか？
ガシャー…ン 後ろの窓が、割れた。それとほぼ同時に、久寝が倒れる。
「…セージッ…！」
久寝が、何か呟いて、そして気を失う。…通話中のまま忘れていたケータイから、声。
『なんでスカ今の音！！』
「判んねェけど…多分、久寝が撃たれた！！」
後ろを振り向き、窓の外を見やる。…少し遠くのビルの屋上で、光が反射した。
「なんだ今の音！！」
「あ、ツミ兄。多分撃たれた！聞きたい事があるから、病院連れてってやって。」
「いや、そりゃ言われなくても連れてくが…やけに冷静だな、お前。」
「別に冷静ってほど冷静なわけじゃ…」
『…その声、警部補？』
「……ツミ兄、チャックル・ボールドって知ってる？昨日、オレ達の家の前で行き倒れてたんだけど。」
「………知ってるも何も、今日の仕事の事情が変わった原因だ。」
「じゃ、チャックルはちゃんと俺が蛍火の家に送り届けてくるから…。」
「頼むな、ツミ兄。…また来いよ、チャックル。」
「…じゃア、土曜日の6時に来まス。ちゃント家に居て下さイネ？」
…あ、やっぱりバレてんのな。ニヤリと笑ったチャックルが、ツミ兄と一緒にドアの向こうへと消えた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
というわけで、犯人は久寝でした。しかし最近推理と関係ないアクションシーンを増やしすぎ…
『カップル』と『セージ』、ネタはあるけど形に出来るかどうか…
そうですね…足尾が生き残ったのはまったくの運だと思われます…
では、解答編…伏線張りまくってますが回収できるかは不明です…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『ってこトハ…飯塚もシロでスカ。』
「…やっぱり？手袋してるし、チョークに毒仕込むのもアリかと思ったけどな。」
『薄手なんデショウ？針なら防げなイ。普通の毒なラ、仕込めば反応が残りマス。』
廊下の向こうのほうから、足音が聞こえる。
「…足尾と趙はシロだと思うか？」
『毒…授業前に捨てルナラもっと場所を選ぶデショウ。かといッテ、倒れた後に窓を開けルノハ…。』
「目立ちすぎる、よな。実際、指紋も無かったし…シロで良いと思う。」
廊下の向こうの足音が、この教室の前で止まった。
「残るは今田と久寝だけど…どっちだと思う？多分、声は揃うと思うぜ？…せーの。」
「『久寝。」』
「…ほら、揃った。入って来いよ、久寝巍！！」
ガラッ… ドアが、開く。黒髪で、右手をポケットに突っ込んだ男が立っていた。
「…失礼ですね。どうして僕が墺田先生を殺した犯人だと…」
「フェイクの置き過ぎ。…それから、たった一時間の授業に水筒を"2つ"はおかしい。」
「水分、過多ぎみなんですよ僕。」
「どうせ授業前と授業後にしか飲まないのに？いくら過多でも在り得ねェよ。」
久寝と2人で睨み合う。
「…仮に僕だとして、どうやって殺すんですか。」
「クーラーに仕掛けとけば良い。水筒2つの理由もソレだろ？出来れば、動かす指示はトーヤ先生にさせる。」
「クーラーに？馬鹿言わないで下さいよ。どうやって毒をクーラーで…」
「シアン化水素！…青酸は青酸でも、カリじゃなかったんだ。沸点は26℃、クーラーの設定温度より低いぜ。」
クーラーを指差す。久寝がそれを一瞥し、またオレを睨みつける。
「シアン化水素は空気より軽いから、座ってる生徒より立ってる教師の方が死にやすいしな。」
「確率の詭弁だ。クーラーなんかに仕込んだら、全員が死ぬでしょう？」
「排気口を一緒に点ければ良い。前だけで動いて後ろには来ない…排気口の近くにいた足尾は運だけどな。」
「排気口を動かす指示は無かったかもしれないじゃないですか。そしたら…」
「…だから、念のために持ってたんだろ？毒避けマスクの代わりだ。」
酸素缶を、投げる。近くのコンビニで売ってた（\600）。
「部活で使う、とか言うなよ？酸素缶が必要なほどハードなら、どんな寒がりでも冷たい飲みモン持ってくる。」
「……はぁぁー。もう、良いよ。うん。認めれば良いんだろ？まったく…。」
久寝が、右手をポケットから出す。その手に…鞭。
「うわぁお、アブねぇモン持ってんなオイ。」
「せっかくカップルに青酸カリやら取り寄せてもらったのになぁ。失敗だよまったくアンタの所為で。」
バシィッ！！ 慌てて鞭を避ける、机が叩かれて飛ぶ。
「あのさ、1つ言っていい？コレ、推理モノなわけよ。アクションモノじゃねェんだけど！！」
昨日のチャックルのロープといい、何だ？オレか？オレが悪いのか？
ガシャー…ン 後ろの窓が、割れた。それとほぼ同時に、久寝が倒れる。
「…セージッ…！」
久寝が、何か呟いて、そして気を失う。…通話中のまま忘れていたケータイから、声。
『なんでスカ今の音！！』
「判んねェけど…多分、久寝が撃たれた！！」
後ろを振り向き、窓の外を見やる。…少し遠くのビルの屋上で、光が反射した。
「なんだ今の音！！」
「あ、ツミ兄。多分撃たれた！聞きたい事があるから、病院連れてってやって。」
「いや、そりゃ言われなくても連れてくが…やけに冷静だな、お前。」
「別に冷静ってほど冷静なわけじゃ…」
『…その声、警部補？』
「……ツミ兄、チャックル・ボールドって知ってる？昨日、オレ達の家の前で行き倒れてたんだけど。」
「………知ってるも何も、今日の仕事の事情が変わった原因だ。」
「じゃ、チャックルはちゃんと俺が蛍火の家に送り届けてくるから…。」
「頼むな、ツミ兄。…また来いよ、チャックル。」
「…じゃア、土曜日の6時に来まス。ちゃント家に居て下さイネ？」
…あ、やっぱりバレてんのな。ニヤリと笑ったチャックルが、ツミ兄と一緒にドアの向こうへと消えた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
というわけで、犯人は久寝でした。しかし最近推理と関係ないアクションシーンを増やしすぎ…
『カップル』と『セージ』、ネタはあるけど形に出来るかどうか…