クイズ大陸



履歴 検索 最新 出題

No. 10≫ No.11 最新レスです
?Yss 2016/03/16 10:32
解答です。

「あなたはジャックですか?」

という質問が一例で、題意を満たす一番シンプルな質問だと思います。

たとえば、100回試行して、25回ずつ、
以下のパターンの双子(の片割れ)に質問していたとすると、

正直ジョンの  「はい」0%(0回)  ←正直なので全部「いいえ」
正直ジャックの 「はい」100%(25回) ←正直なので全部「はい」
まだらジョンの 「はい」60%(15回) ←真実は「いいえ」だが、60%の確率でウソを言う
まだらジャックの「はい」40%(10回) ←真実は「はい」で、40%の確率で真実を言う


すると、
ジョンの「はい」は15回
ジャックの「はい」は35回
と、なります。全部で50回。

15/50 = 0.3 となりますので、
「はい」という回答を得た100回のうち、ジョンが答えていた回数の見積もりは、
100*0.3=30回
と、なります。

ここで、設問では100回の「はい」を得たのに、
解答では100回の「試行」を行い、50回の「はい」しか得ていない、
というところに、引っかかりを感じるかもしれません。
(実は私も感じるのですが)

それは、No.10で書いたように、そもそも、「あなたはジャックですか?」という質問を投げかけておいて、100回連続「はい」という答えを得る確率自体が、2のマイナス100乗になるはずですので(スミマセン)、設問の設定が現実問題、そのままの形で実現することはかなりレアですね。


少しばかり、条件付き確率の式を書いておきます。

事象A:A氏がジョンに質問をする
事象B:A氏が「○○○は×××ですか?」と質問し「はい」の答えを得る

とした場合、本問は、以下のように考えられます。

ベイズの定理から、
PB(A)=PA(B)*P(A)/P(B)

ここで、題意から、
PB(A)=0.3
P(A)=0.5
は、確定しています。

PA(B)と、P(B)は、質問の内容次第です。

ベイズの定理を変形して、
PB(A)/P(A)=PA(B)/P(B)
左辺=0.3/0.5=0.6ですので、

本問は、
PA(B)/P(B)=0.6 となるような質問を見つければ良い、ということになります。

ジョンに質問したときに「はい」が返ってくる率/トータルで「はい」が返ってくる率
が、0.6になるような質問、ということなんですが・・・

たとえば、解答の「あなたはジャックですか?」ですと、
PA(B)/P(B) = 0.3/0.5 = 0.6 です。


但し、たぶん、適当に色々質問を考えてみて、「はい」の個数のうち、ジョンが答えていた個数を数えて比率を出すという、先に書いたやり方の方が簡単な気がします。
編集