クイズ大陸



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?Yss 2016/03/09 18:01
解答公開準備中です。
というわけで、軽く解説を書いてみたいと思います。

実はこの設問、少し現実的には無理があります。
なぜなら、100回連続で「はい」の答えを得ること自体が、極めてレアな偶然だからです。
ですので、事前確率を積み上げていこうとすると、すぐに行き詰まります。

極めてレアな偶然が起こってしまったのだが、それを前提とすると・・・という条件付き確率の問題になっています。



まず、A氏がジョンとジャックとどちらに声をかけるかの事前確率は1/2ずつです。
また、そのときに、声をかけた方の双子の片割れが、正直であるか、まだら嘘つきであるかの事前確率も1/2ずつです。

したがって、
正直ジョン
正直ジャック
まだらジョン
まだらジャック

に、本来同じ確率で、声をかけたはずです。
(100回程度の試行では、「実現した回数が同じ」かどうかは分かりませんが、上の四つのパターンが「起こった回数の期待値」は、それぞれ25回ずつで、同じになります)



ここでたとえば、「ジョンは正直ですか?」という質問をしたとします。

すると、
正直ジョン  「はい」100%(25回)
正直ジャック 「はい」0%(0回) ←ジャックが正直=ジョンはまだら嘘つき
まだらジョン 「はい」60%(15回) ←60%の確率でウソを言う
まだらジャック「はい」40%(10回) ←40%の確率で真実(ジョンは正直)を言う


上に書いたとおり、100回「はい」が連続することは、本当にランダムに試行したら考えにくいわけですが、既に実現した話として100回とも「はい」だったわけですから、「はい」という答えの場合の数のうち、ジョンが答えた比率を考えれば良いわけです。

すると、ジョンが全体の80%を答えています。
(したがって、この質問だと題意を満たさないわけです)


こんな風に、「質問を想定」→「四つに場合分けし、「はい」を数える」→ジョンの比率を考える

と、やっていけば、そのうち当たりを引けると思います。


あれれさんの解答は、もっと論理的で鮮やかでしたが、それにそって解説する自信がなかったのでこうなりました、あしからず・・・そして解答公開時に全部開きますので、お楽しみに・・・
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