クイズ大陸



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ぱくりやばい2 物語編 ≫No. 1
?かえるの妻 2014/02/11 19:15囁き
1、或る電話

R君が碁会所で仕事の手伝いをしていた時の事。
X氏の携帯が鳴った。
X氏は初老の常連客で、普段は寡黙だが、親切で温厚な人柄だ。

X:「Hi!」

X氏は、意外に明るい声で電話を受けた。

X:「Where are you calling from?」

電話の相手の声はR君には聞こえない。

R:すごい、流暢な英語だ。
  現役時代は、外資系の会社にでもいたのかな?
  なに話してるんだろ、ぜんぜんわかんないや。

その後、X氏の電話は30秒程で終わり、彼は再び碁を打ち始めた。
興味を持ったR君は、お茶を出すついでに聞いてみることにした。

R:「Xさん、英語がとても上手いんですね。外国人のお友達?」
X:「いや。」
R:「えっでも、今確かに英語を……じゃ、外人さんの間違い電話?」
X:「いや、それだったら もっと手短に切るよ。」
R:「それも、そうですよね……じゃあ悪戯とか、しつこい勧誘とか?」
X:「それだったら すぐに電話を切って、次から着信拒否だ。」
R:「ですよ、ね……じゃあ、今の電話は一体……?」

X氏は、悪戯っぽく微笑みながら、時計に目をやった。

問題
 このあとどうなる?



2、佇む娘

都会の通勤ラッシュは、さながら地獄だ。
鮨詰めの乗客は、ターミナル駅で一斉にホームへと溢れ落ちる。
そしてそのまま改札口へと続くエスカレーターに流し込まれる。蟻地獄か?
俺もその中のひとりだ。うんざりだが、しかたがない。
少しでも体力を温存しようと、片側に寄る。
エスカレーターで歩くのは、そもそも危険行為だから、好きではない。

俺が乗っているエスカレーターの終着点に
ひとりの美少女がいるのに気がついた。
高校生だろうか、地味な制服が、彼女の可憐さを際立たせている。
エスカレーターで次々と向かってくる俺たち蟻の葬列に、
愁いを帯びた瞳をじっと向け続けている。勿論、
通り過ぎる列に触れれば共に流されるから、控えめに端に立っているのだ。
俺を癒す為に舞い降りた天使だろうか。
・・・なんてね。どうせ友達か誰か待っているんだろう。

しかし、彼女のすぐ傍まで辿り着いたとき、
俺は予想が外れていたことを知った。

問題
 真相は?
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