クイズ大陸



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?かえるの妻 2013/12/28 15:34
妄想段階の正解と解説・その3の補足

探偵が善意の人かどうかは判らないながら、
こんな誘拐騒ぎの原因の一端は 親である自分にある。
そんなモーガンの「気づき」を盛り込んで戴くと、
出題者の妄想にクリーンヒットでした。

映画「ホーム・アローン」とともに流行ったトリビアがあります。
『アメリカでは、幼い子供にひとりで留守番をさせることは法律で禁じられている』
というものです。
この表現はあまり正確ではなく、実際には必ずしも
『留守番、直ちに処罰』というわけではないらしいですが、
『子供から目を離した事が、事故や事件に繋がった場合に
 責任が親にあるということが よりハッキリと社会的に認識されている』
というのは事実のようです。

人気番組「はじめてのおつかい」も、
アメリカ人の目には ショッキング映像だそうです。

仮に、出題文の物語がアメリカでの出来事だった場合、
会社経営者であるモーガンは
ベビーシッターを雇えないような貧困層ではありませんから
児童虐待に問われる可能性もある ということです。

法律で規制されていなかったとしても、
「経営者の子だから、狙われてもおかしくない」との認識があるなら、
モーガンは、サムの置かれた環境を見直すべきでしょう。

派生系の解答として、
じつは探偵は悪意の人で、そんなモーガンの状況から
警察に通報される危険は低いと判断した、という解釈も可能ですね。

私は子育ての経験はありませんから、
お子さんをお持ちのかたというのは それだけで
大変だろうなぁ凄いなぁ と尊敬してしまいます。
それぞれ家庭の事情がある中で、折り合いをつけて
人間の成長を支えていくわけですから。
なかには、傍目八目というものでしょうか、
一生懸命やってるし 悪気は無いけど
あまり巧くいってなくて、そのことに気づいてない
そんな親御さんも いらっしゃるわけで。
そういう場合、周囲が手を差し伸べられたらいいなぁ
と、そんなことを考えるのです。
できれば この物語のような荒療治ではなく、そっと優しく。

 〜 了 〜
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