ｸｲｽﾞ大陸

旅行という言葉に食いついたヒロシ君とアキラが何やら盛り上がっているようです。

ア「今回は随分と親切な内容だったんじゃないかな？どんな角度からでも目的地が
　　特定できるようになっているし」

太「まぁ今回は、私と石川さんが会うことが目的なわけですから、解けないようでは
　　意味がないのですよ。ヒロシママの【みかんのみごろ】を思い出して下さい」

ヒ「ああ、あれね。【みかん＝ＯＲＡＮＧＥ】【みごろ＝３５６】と変換して当てはめると
　　【ＡＧＥ（あげ）】になるってやつだな。難しかったなぁ…で、あれが今回のとどう
　　関係あるんだ？」

太「はい。あれはですね…おつかいという範囲内で、かつ５００円以内で買える物だと
　　いう予想が出来ることはお分かりでしょう？それでいて、仮にヒロシ君が暗号が解
　　けずに買えなくても問題ない物だということも想像できます」

ヒ「そうだな」

太「その条件に合うように暗号を読めばいいのですよ…こじつけと言ってもいいでしょうか。
　　ママさんが暗号だと言っている以上、単純に商品名に結びつけるのは論外として、
　　例えば【みごろ＝３５６】だということに気がついたとしましょう。それをこれまた単純に
　　３５６円のみかんだと解釈して買いに行ってもいいのですが、店に行っても３５６円なんて
　　微妙な値段のみかんは販売されていなかったでしょう。では、３５６を３・５・６に区切る
　　ことまで気がついたとしましょう。みかんは３文字ですから５と６に当たる部分がない。
　　となれば、みかんを変換することにも考えが及びます。みかんをMIKANとローマ字表記
　　にしても５文字しかないので６に対応しません。パソコン入力のようにMIKANNとNを
　　重ねて６文字にしたとしましょう。KNNですが、そんなものはスーパーに売っていません
　　よね。蒟蒻の頭文字（KON-NYAKU）だと言い張ってもいいですが…妥当性を考慮
　　すれば『揚げ』にしかならないのですよ」

ヒ「先生のおかげで無事に揚げを買って褒められたんだけどよ…今回とどう繋がるんだ？」

ア「ヒロシ君…探偵を気取るわりにニブいんじゃないかな？つまりさ…
　　�@待ち合わせ場所だから、暗号を解くとピンポイントな場所が浮かび上がる。
　　しかも、『お酒を飲みたい』という気軽なお誘いだから海外や宇宙といった無理のある
　　場所ではない。
　�Aヒロシ君の場合と違って、間違いがあってはいけないから答え合わせができるよう
　　になっている。
　ってことだよ」

太「そうなりますね。特に�Aが大きい。【みかんのみごろ】と違っていくつかの判断材料
　　があるわけですが、そのどれもが答えにこじつけられるようになっているのですよ。
　　別に電話で確認してもいいのですが、そりゃ無粋ってもんでしょう？」