ｸｲｽﾞ大陸

　８月も後僅か…今年の夏休みは何処にも旅行に行きませんでしたねぇ…
　ヒロシ君もアキラも最近は出番もなく、太傅探偵も開店休業状態。
生みの親としては何とか活躍の場を提供したいところ…ということで思い付き即席暗号ネタ

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近年はｅメールでの依頼が殆どで、新聞やダイレクトメール以外投函されることのなかった太傅探偵事務所の
郵便受けに珍しく一通の封筒が届きました。既視感に襲われながら差出人を確認すると【石川一】（イシカワハジメ）
という名が太傅の目に飛び込んできました。
石川一とは、太傅が尊敬する探偵の一人です。彼の探偵としての技量や、封筒の厚みから考えても仕事の依頼と
いうことはないでしょう。太傅は、ある種の確信を抱きつつ封を開けると、そこにはやはりトランプが入っていました。
しかし、予想に反して今回は一枚の便せんも添えられていました。

同封されていたトランプは【３枚のキング】

手紙の内容は最近のハリウッド映画はどうだ、大河ドラマはなんだというような取りとめのないことでしたが、
久しぶりに会って一杯やらないかというお酒のお誘いがメインのようです。
折角のお誘いであり断る理由もなかったのですが、手紙には○月△日□時という時間指定はされていたものの
肝心の場所の指定がされていませんでした。
どうやら、手紙の内容と３枚のキングから場所を特定しろということらしいですね。

暫く３枚のキングと手紙を眺めていた太傅探偵でしたが、蛍光ペンで手紙の

【君も知っての通り、王さまって奴は輪をかけて数字に拘るのさ。】
【感謝を欠けるのが王様だという人もいるがね。】
【南だと思ったら実は方角としては西でね。こんな見間違いはそうはしない】
【黙っていれば先生に見えなくもない】

といった言葉や文に線を引くと、
「ふむ…あの話題からしても、ここで間違いないでしょう。」
そう言い、折角だからヒロシ君とアキラも誘ってみるかと考えながら旅の支度をはじめるのでした。

さて、太傅は石川探偵と何処で落ち合うのでしょう…
※赤字部分訂正　2013．8.29　23:47