クイズ大陸



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かごづくり ≫No. 1
?てだのふあ 2011/01/18 17:00囁き
やっと帰ってきましたあーっ!(>o<)(>o<)
どうも長い間休んでいてすいません(;v;)サボっていたわけではありませんからね (^^;)
一か月は経ったような気がします(-へ-;)その間、PCが壊れちゃって出来ませんでした(;o;)
でも休んでいる間に物語推理の問題、たくさん考えてきたんでさっそく出したいと思います! (^o^)
2日に1問目指して頑張ります!
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かごづくり
昔、ギリシャに変装して出かけるのが大好きな王様がいました。
王様だとわからない格好をして、自分の国の人々を訪ねて歩くのです。
ある時王様は、かごを作る男の家に行き、「どのくらい稼ぎがあるのか」と尋ねました。
「1日に銅貨1枚でございます」と、かごづくりは答えました。
「それで昔の借りを返し、将来に備え、8つの口を養います」
銅貨たった1枚で、そんなにいろいろなことができるのでしょうか?
王様が「どういうことか」と尋ねると、かごづくりは答えました。
「昔の借りを返すというのは、育ててくれた両親の面倒を見ることです。将来に備えるというのは、私が年をとったら面倒を見てくれる子供たちを育てることです。8つの口というのは、両親、4人の子供、それに妻と私というわけです」
王様は、お城にいる相談役たちに、この意味がわかるかどうか試したくなりました。
そこで、かごづくりに王の身分を明かし、
「再びわしの顔を見るまで、これがどういう意味か、誰にも教えるでないぞ。教えたら首を切るからな!」と命じました。
かごづくりは、承知しないわけにはいきませんでした。
王様は相談役たちに「3日間でこの答えがわかった者は、大臣に取り立てる」と言い渡しました。
相談役たちは答えがわからないので、皆で一緒に考えることにしました。
何とか答えを見つけて、王様の鼻をあかしてやりたいものです。
王様が自分で答えを思いつくはずはありませんから、きっと変装して出かけたときに、誰かから聞いたのでしょう。
そこで相談役たちは、王様が立ち寄りそうな家を1軒1軒訪ねてまわりました。
かごづくりの家に来ると、かごづくりは胸を張って「その人は確かにここに来ました」と言いました。
「昔の借りを返し、将来に備え、8つの口を養う、という話をしなかったか」と尋ねると、
かごづくりは「はい、しました」と答えました。
「それはどういう意味か、教えてくれ」と、相談役たちは言いました。
でもかごづくりは、王様から「誰にも教えるでないぞ」と言われているので、教えませんでした。
相談役たちは、かごづくりに金貨をあげました。
しぶっていたかごづくりも、金貨を積まれると嫌とは言えず、とうとう答えを教えてしまいました。
相談役たちはお城に飛んで帰りました。王様は答えを聞くとカンカンに怒り、番兵たちにかごづくりを連れてこさせました。
「再びわしの顔を見るまで、誰にも答えを教えるなと命じたはずだ!命令に背いた奴は首を切る!」と、王様は言いました。
「私は決して命令に背いておりません」と、かごづくりは言いました。
「この期に及んで嘘を付く気か!」と、王様は怒りました。
「とんでもございません」と言って、かごづくりは訳を説明しました。
それを聞いた王様はすっかり感心し、かごづくりを大臣にとりたてました。

さて、かごづくりはどのような説明をしたのでしょうか?

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