クイズ大陸



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コマーと鳥川の事件簿#28≫ No.1 ≫No. 2
?コマー 2010/10/13 18:56
「コレは絶対に串坂が書いたな。」
鬼頭警部に届いたきれいな字と違い昔の字の面影がよく分かる。
ということはあのきれいな字はあいつのパートナーのグロウの字だろう。
僕とコマーと鈴木さんは手紙を読んで残念な気持ちになった。
「なんでそう思ったんだね?」
鬼頭警部は平然と不思議そうに聞いた。
しかし鈴木さんとコマーは串坂だともう分かっていたみたいだ。
ははあ。鬼頭警部は字が汚いんだな。
普通、手紙を読んで字がきれいだと思うのは自分の字体よりきれいか同じくらいだ。
つまり、この汚い字を見て普通の反応をしている鬼頭警部は字が汚いと思われる。
「それはですね。
 今思い出したのですが串坂は字が汚いんです。これが第一の決め手。
 次に字の間違い。
 ほら、「嘘」の字が「虚」に
 「記す」が「印す」に
 「PARTNER」が「PARTNR」になってましたから。」
はあ・・・。疲れる・・・。
あいつ。なんで昔からこんなに字が汚いんだろう。世界七不思議の謎だ。
「ほうほう!
 そう言われれば確かに違うのう。
 ところでコマー君。この問題の犯人と行くべき場所は分かったかね?」
鬼頭警部は手紙を丁寧にたたむとポケットにしまった。
だが、まだコマーは考え込んでいる。無理もない。何せさっき見たばかりの問題だ。
しかも鬼頭警部が問題文をしまったものだから頭の中で何回も問題文を繰り返しているに違いない。
「AがCにこうでDがこれで・・・。いやそれだとBがあれになって・・・。
 

分かったぞ!


さあ!ぼうっとしてないであそこだ!そうだ!
君の知り合いの藤本教授もそこ付近に住んでいただろう!彼も連れて行こう!」
どうやらもう分かったようだ。恐ろしい・・・。でも、え?なんで藤本まで?
「さあ!早くいくよ!
 鬼頭警部!タクシーを呼んでください!」
一体どこに行く気なんだ!僕らはわけも分からずコマーに引きずられて外へ出ていった。


TO  BE  CONTINUED・・・・・・
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