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そうそう
2010/08/21 12:11
解決編
「風神・雷神の連想から、雷=神なりのある雷城とも考えましたが…
虱は『シラミ』と読むのですね。なお、白土レミは、シラミの字、全部入ってますが…」
「『神』や名前、紹介状の( )は?」
「やはり違いますね。では…犯人は阿部マリアです!音階の『シラミ』をコードに直すと『BAE』。
並べ替えて、ABE。アベになります!そしてアヴェ・マリアは聖歌の名前!神とも繋がりがあります!」
「そうだな。だが、ちょっと違うんだよ。ところで、Cメジャーはハ長調。音階はイロハでも表せるんだ。
ちなみに、ラはイ、シはロだ。…何か気付かないか?」
「…雷城の愛称、ライシロですか?!」
「そう。”くん”は『城』を訓読みしろってことだ」
「名字の上の○→○はラ→イ、シ→ロを表してたんですね。
名前の(イ)(ニ)も…しかし、これはどういう意味が?」
「順を追うと…イ、ニも音階の表記だが、もう一つ意味がある。
音階のカタカナを組み合わせて漢字が作れるということだ。さっきの『シラミ』をイロハに直してみろ」
「シ=ロ、ラ=イ、ミ=ホですね。じゃあ、これを合体…?」
「そうだ。イロハの線順に直すと、イロホ。これを組み合わせると保だ」
「!それでは、(辰)(三)や(紹介)は?」
「辰三は、干支を表してるのだな。元々、名前のたつみ=辰巳だが、辰はそのままとして、
三=ミということで干支をカタカナで表していることを示しているのだと思う」
「そして、血文字の『神』は、『かみ』ではなく…
これは、『ネ・申』の2文字だ。それぞれ干支の一つで、『ね=子=鼠』『さる=申=猿』だな」
「さっきの保と合わせて考えると、子と猿のほうですね。容疑者が彼女とすると、あと一文字ありますが…」
「人に紹介する…コネを仲介することを、なんていう?」
「ワタリをつける、ですね。『渡』をつければ…」
「そう、『猿渡保子』だ」
「そういえば、急に音楽コードの話をし始めたのは…血文字のメッセージを知っていた、ということですね」
「わざと残したのか、彼女自身がメッセージを書いたのか…とにかく、彼女を呼んで聞き込みだ」
猿渡保子を任意同行し、事情聴取したところ、あっさり自供を始めた。
「彼、スランプだったんですよ。だから、まったく曲を作っていなかった。そして、後輩の指導に力を入れた…
新しい人材が育ち、彼は自分の必要性を感じなくなった。
…彼はもう、死にたがっていたんです。先日会った時、それを痛いくらい感じました…」
「彼の最後のメッセージ、どうでした?
…ふふ、学生時代を思い出すなぁ。彼と互いに暗号やクイズを出しあったっけ。
彼の残した作品はなんだって素晴らしい。あの後輩らも素晴らしい作品…」
〜 後日 〜
「女ってよくわからないですね。それとも芸術家だから?」
「…彼らにしか分からない領域の話かもな」
「ところで『ニイト君の名前が素晴らしい』ってのがまだわからなかったんですが…」
「ああ、『ニイト』は『レラソ』。ドラゴンクエスト1のフィールド音楽「広野を行く」の出だしの音だ。
まぁ、余談だがな。オレも調べなきゃ分からなかった」
「新人くん、猿渡さんから聞いた話を伝えたら、思う所があったようですよ。『先生の分までがんばらなきゃ』
って。また新しい曲を作って、それをマリアさんが弾くらしいです」
「雷城のバックアップもあるしな。いいコンビになるよ…」
そうそう 2010/08/21 12:11
「風神・雷神の連想から、雷=神なりのある雷城とも考えましたが…
虱は『シラミ』と読むのですね。なお、白土レミは、シラミの字、全部入ってますが…」
「『神』や名前、紹介状の( )は?」
「やはり違いますね。では…犯人は阿部マリアです!音階の『シラミ』をコードに直すと『BAE』。
並べ替えて、ABE。アベになります!そしてアヴェ・マリアは聖歌の名前!神とも繋がりがあります!」
「そうだな。だが、ちょっと違うんだよ。ところで、Cメジャーはハ長調。音階はイロハでも表せるんだ。
ちなみに、ラはイ、シはロだ。…何か気付かないか?」
「…雷城の愛称、ライシロですか?!」
「そう。”くん”は『城』を訓読みしろってことだ」
「名字の上の○→○はラ→イ、シ→ロを表してたんですね。
名前の(イ)(ニ)も…しかし、これはどういう意味が?」
「順を追うと…イ、ニも音階の表記だが、もう一つ意味がある。
音階のカタカナを組み合わせて漢字が作れるということだ。さっきの『シラミ』をイロハに直してみろ」
「シ=ロ、ラ=イ、ミ=ホですね。じゃあ、これを合体…?」
「そうだ。イロハの線順に直すと、イロホ。これを組み合わせると保だ」
「!それでは、(辰)(三)や(紹介)は?」
「辰三は、干支を表してるのだな。元々、名前のたつみ=辰巳だが、辰はそのままとして、
三=ミということで干支をカタカナで表していることを示しているのだと思う」
「そして、血文字の『神』は、『かみ』ではなく…
これは、『ネ・申』の2文字だ。それぞれ干支の一つで、『ね=子=鼠』『さる=申=猿』だな」
「さっきの保と合わせて考えると、子と猿のほうですね。容疑者が彼女とすると、あと一文字ありますが…」
「人に紹介する…コネを仲介することを、なんていう?」
「ワタリをつける、ですね。『渡』をつければ…」
「そう、『猿渡保子』だ」
「そういえば、急に音楽コードの話をし始めたのは…血文字のメッセージを知っていた、ということですね」
「わざと残したのか、彼女自身がメッセージを書いたのか…とにかく、彼女を呼んで聞き込みだ」
猿渡保子を任意同行し、事情聴取したところ、あっさり自供を始めた。
「彼、スランプだったんですよ。だから、まったく曲を作っていなかった。そして、後輩の指導に力を入れた…
新しい人材が育ち、彼は自分の必要性を感じなくなった。
…彼はもう、死にたがっていたんです。先日会った時、それを痛いくらい感じました…」
「彼の最後のメッセージ、どうでした?
…ふふ、学生時代を思い出すなぁ。彼と互いに暗号やクイズを出しあったっけ。
彼の残した作品はなんだって素晴らしい。あの後輩らも素晴らしい作品…」
〜 後日 〜
「女ってよくわからないですね。それとも芸術家だから?」
「…彼らにしか分からない領域の話かもな」
「ところで『ニイト君の名前が素晴らしい』ってのがまだわからなかったんですが…」
「ああ、『ニイト』は『レラソ』。ドラゴンクエスト1のフィールド音楽「広野を行く」の出だしの音だ。
まぁ、余談だがな。オレも調べなきゃ分からなかった」
「新人くん、猿渡さんから聞いた話を伝えたら、思う所があったようですよ。『先生の分までがんばらなきゃ』
って。また新しい曲を作って、それをマリアさんが弾くらしいです」
「雷城のバックアップもあるしな。いいコンビになるよ…」