クイズ大陸



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コマーと鳥川の事件簿#5 ≫No. 1
?コマー 2010/06/14 16:28囁き
〜〜オープニング〜〜
中学生    「やあ、皆さんこんにちは。
          名前はまだいっか。
          ところで僕はこの前とてもひどい目にあった。」
コマー     「ひどい目にあったのは吾輩だと思うのだが・・・。」
中学生    「いきなり木刀を持って家に不法侵入した人がよくいえるね。」
鳥川      「そーだそーだ!!!」
ウルト〇マン 「&=’▲$#&%×(★)=□|‘{>●_*!!!」
        (急に呼び出しておいてあんな部分を食べさせるとは何様のつもりだ!!!)
鳥川      「その通りだ!!その通りだ!!」
#2のやくざ達 「初登場をたかが予知夢で終わらせるとはどういうつもりだ!!」
鳥川     「どういうつもりなんだ!!!」
コマー    「君はどっちの味方なんだい?」
鳥川     「あ・・・。」

目の前にはオーシャンビュー
そして露天風呂でちびちびと飲む酒……いいねえ!!!
(その横でコマーと中学生が泳いでいるのは放っておこう)
やあ皆さん!僕、鳥川は今!世界を堪能しています!
なんと近くの商店街の福引で
1等の「最高露天ぶろ付きホテル1泊2日5名様招待券」
というすごいリッチで言いにくい賞が当たったのだ。
(僕が確認したところ、少なくともコマーは3回は噛んだ)
その参加者は以下の通り

超毒舌人間          (コマーに決まっている)
その超毒舌人間の賢き友人   (もちろん僕だ)
今回はいい人         (大体の場合、僕らに迷惑をかけるあの中学生だ)
超迷惑人間          (鬼頭警部を除いて、誰がいるんだろうか?)
その超迷惑人間の部下の天然な人(なぜだか、僕と同じ空気を感じる鈴木さんだ)

「お風呂はいいもんじゃのう・・・」
僕の横で超迷惑人間、いや鬼頭警部がため息を漏らした。
しかし、僕もその意見には同意だ。心が救われるような気がする。
「ところで鳥川君。ここにはあれが出るそうじゃよ」
「あれって何ですか」
「あれと言えばあれじゃ。ほらこれ。」
そう言いながら鬼頭警部が胸の前で手のひらをぶら下げる
「ゴキブリですか?」
「ゴキブリのほうが恐ろしいがもっと別じゃよ。幽霊じゃ。」
「ゆ、幽霊ですか?」
コマーと中学生が急に泳ぐのをやめた。
「どんな幽霊なんですかーー?」
向こうの露天風呂のほうから鈴木さんが聞いてきた。
「どうやら、霊感のある人しか分からない霊で
普通に人と話したりしているらしいんじゃ。」
コマーと中学生はそろそろとこちらにやって来た。
ハハン。幽霊は怖いとみえたな。
「ということでこの近くにあるお寺で
肝試しでもしようと思うんじゃが、どうかな?」
「さんせーい!!」
「今日はもう暗いしやめないかい?」
コマーと中学生の意見は却下となった
(て言うか、肝試しが暗くなくてどうするんだ!)

〜〜肝試しスタート〜〜
僕ら5人は森の前に着いた。
「さあ、ここが盲眼寺に続く森の入口じゃ」
鬼頭警部が続いて説明した。
「ここは幽霊スポットと呼ばれていて
とても有名な場所らしいんじゃ。」
いったいこの人はどこからこんなむだ知識を集めてくるんだろうか。
「さあ!れっつごうじゃな!」
この人の指示で歩いていてはそうなんするだろうと思い、
僕は近くの地図盤を探してみてみた。
『ここは地獄の一丁目3番地』
「鳥川君!早く来なければ置いていってしまうぞい」
「待ってくださーーい!!」
一体これは僕の見間違いだろうか?

ずっと歩いて行くと前に6人の人が歩いていた。
「そちらさんも肝試しですかな?」
鬼頭警部が友好的に話しかけた。
あれ、おかしいな。誰も見かけなかったのに・・・。
「そうですよ――」
前の人が全員振り向いた。
すると6人の顔には2つの眼のほかにおでこにもうひとつ目が・・・・・。
でたああぁぁぁぁぁぁ!!!!
僕がこしを抜かしていると鬼頭警部たちが不思議そうに僕を見た。
「鳥川君。どうかしたかね?」
コマーが僕をじっと見ていった。
き、気づいていないのか?
僕は鬼頭警部が言ったことを思い出す。
霊感のある人にしか分からない。こういうことだったのか・・・。
「大丈夫ですかー?お兄さん。」
後ろのほうから小学生の声がした。
学校でも肝試しがあるんだろう。
「だ、大丈夫だよ…」
僕は後ろを振り向いた。
うぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
後ろには1つ目子増の子供がたくさんいたのだ!!
僕はできるだけ気を落ち着かせる。落ち着くんだ!
これ以上びっくりすることなど決してないはずだ。
なんだかんだで
僕たちと3つ目人間と1つ目子増で盲眼寺を目指した。(興味本位で数えたところ
32人もいた…豪勢だな)
歩いている途中で
3つ目人間が話を始めた。ここでも、まだ鬼頭警部たちは気づいていなかった。
「私たちはこう見えても家族でしてね
この背の大きい子が長女の『瞳』で
長男の『罰羅』で
私の名前は『真二』
妻は『推子』です。
この二人は私の友の『啓二』と『浩二』です
あ、それと私らの姓は相原です。」
「どうも、私の名はコマーです。
もしも事件があればコマー事務所にお問い合わせください。
きっと力になれます。」
コマーめ。幽霊にまで仕事を紹介するとは恐ろしいやつだ・・・・・。
(まあ、今、幽霊だ何て言ったら失神するだろうけどね。)
そんな事を話しているうちに盲眼寺に着いたようだ。
いや、先客がいた。
のっぺら子増だ。
(今度こそ驚かないからな。)
「「ご苦労さまでーーす」」幽霊でなければとてもいい挨拶だ。
僕が数えてみると48人いたようだ。
(ていうより、どこから声を出しているんだろう)
「どうもありがとうございます。そちらこそお疲れ様ですな」
「「そんなことないですよーーー」」
また48人が言う。
(だから、どこから声を出しているんだ!!)
「皆さん!どうせなので一緒に写真でも撮りませんか?
ここで心霊写真でも取れればそれも一興です。」
あの中学生がカメラを取り出した。
幽霊が怖いくせに何でここで張り切るのだろう。
(というより、ここで写真を撮るだけで心霊写真の完成じゃないか)
「はいチーズ!!」
この写真が届くころには恐怖の渦だろうなあ・・・・。
鳥川は心の底から見えていない鬼頭警部たちに同情した。

さて、ここで問題だ
これは写真が届いた後に思いついたのだが(その時の悲鳴は忘れられない)
この肝試しで目はいくつあるか?
さて、わかるかな?
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