現代版かぐや姫 ≫No. 1
たけ
2009/08/21 08:54
むかしむかし、あるところに大層美しい娘がいたそうだ。
名前は『かぐや』。素直で、かわいい子だったそうだ。昔は。
しかし、大人になった今では、美しさは変わらないものの、可愛げが・・・。
しかし、美しいことには変わりない。
男たちはそんな娘をぜひ嫁にしようと、毎日のように言い寄っていた。
狡賢いかぐやなら顔よりも経済力で選ぶはずだと思い、言い寄る男のほとんどが金持ち・・・。羨ましい。
かぐや「じゃあ、こうしましょう!私の欲しい物を一番最初に持ってきた者と結婚してあげるわ。」
男共「おお!それはいい!」
かぐや「じゃあ、あなたはドラえもんのポケットを。」
男A「えぇ!?そんなもの・・・。」
かぐや「私の言うことが聞けないのか?」
男A「いえ・・・。では探してきます。」
かぐや「では、お前はドラゴンボールを。もちろん全部だぞ。」
男B「は、はぁ・・・。では探してまいります。」
かぐや「う〜ん・・・お前は青い魔神が出るという、あの魔法のランプを。」
男C「(青い魔神?あぁ、ディ○ニーのジー○ーのことか?)では探してきます。」
さて、かぐや姫もお年頃の乙女。彼女にだって好きな人ぐらいはいます。
しかし、その男(男D)は半年前に派遣切りにあい、持ち合わせは一銭もありません。
しかし、彼と結婚したい。そこである名案を思いつきました。
かぐや「ではそこのお前は、ルイ・ヴィトンのバッグを持って来い。」
男D「分かりました。では行ってきます。」
もちろん彼に金が無いのは彼女も知っていること。
しかし、彼にだけは現実的な物、すなわちバッグを持ってくるようにと言いました。
その一週間後、かぐやのもとに一人の男がやってきました。
最初に出て行ったAです。
男A「持ってきました。これがドラえもんのポケットです。」
かぐや「本物か?」
男A「ええ、もちろん!」
男は、職人にポケットと秘密道具のレプリカを作らせるように命じていた為、大抵の物なら出すことができます。
しかしかぐやもそんなことは計算済み。こんなことを言いました。
かぐや「では、そのポケットから本物のドラゴンボールを出せる?本物なら何でも出せるんでしょ。」
男A「いえ、いくらなんでもそんなものは・・・。」
かぐや「出せぬというのか!?ならばお前は失格だ!」
男A「どんだけ無茶なことを・・・。原作者も違うじゃん・・・。」
男Bも男Cも同じようにして失格。残るは男Dのみです。
かぐや姫も諦めかけたある日、ついに男Dはやってきました。
男D「これが本物のルイ・ヴィトンのバッグです。」
かぐや「本物のバッグなら水に浮くぞ?」
男D「はい。ほら、このとおり!」
・・・やはり何人の鑑定士に鑑定してもらっても結果は本物。
そんなわけで、めでたくかぐやは男Dと結婚することが出来ました。
さて、金が一銭も無かった男Dが本物のバッグを持ってこれたのは何故でしょう?
たけ 2009/08/21 08:54
名前は『かぐや』。素直で、かわいい子だったそうだ。昔は。
しかし、大人になった今では、美しさは変わらないものの、可愛げが・・・。
しかし、美しいことには変わりない。
男たちはそんな娘をぜひ嫁にしようと、毎日のように言い寄っていた。
狡賢いかぐやなら顔よりも経済力で選ぶはずだと思い、言い寄る男のほとんどが金持ち・・・。羨ましい。
かぐや「じゃあ、こうしましょう!私の欲しい物を一番最初に持ってきた者と結婚してあげるわ。」
男共「おお!それはいい!」
かぐや「じゃあ、あなたはドラえもんのポケットを。」
男A「えぇ!?そんなもの・・・。」
かぐや「私の言うことが聞けないのか?」
男A「いえ・・・。では探してきます。」
かぐや「では、お前はドラゴンボールを。もちろん全部だぞ。」
男B「は、はぁ・・・。では探してまいります。」
かぐや「う〜ん・・・お前は青い魔神が出るという、あの魔法のランプを。」
男C「(青い魔神?あぁ、ディ○ニーのジー○ーのことか?)では探してきます。」
さて、かぐや姫もお年頃の乙女。彼女にだって好きな人ぐらいはいます。
しかし、その男(男D)は半年前に派遣切りにあい、持ち合わせは一銭もありません。
しかし、彼と結婚したい。そこである名案を思いつきました。
かぐや「ではそこのお前は、ルイ・ヴィトンのバッグを持って来い。」
男D「分かりました。では行ってきます。」
もちろん彼に金が無いのは彼女も知っていること。
しかし、彼にだけは現実的な物、すなわちバッグを持ってくるようにと言いました。
その一週間後、かぐやのもとに一人の男がやってきました。
最初に出て行ったAです。
男A「持ってきました。これがドラえもんのポケットです。」
かぐや「本物か?」
男A「ええ、もちろん!」
男は、職人にポケットと秘密道具のレプリカを作らせるように命じていた為、大抵の物なら出すことができます。
しかしかぐやもそんなことは計算済み。こんなことを言いました。
かぐや「では、そのポケットから本物のドラゴンボールを出せる?本物なら何でも出せるんでしょ。」
男A「いえ、いくらなんでもそんなものは・・・。」
かぐや「出せぬというのか!?ならばお前は失格だ!」
男A「どんだけ無茶なことを・・・。原作者も違うじゃん・・・。」
男Bも男Cも同じようにして失格。残るは男Dのみです。
かぐや姫も諦めかけたある日、ついに男Dはやってきました。
男D「これが本物のルイ・ヴィトンのバッグです。」
かぐや「本物のバッグなら水に浮くぞ?」
男D「はい。ほら、このとおり!」
・・・やはり何人の鑑定士に鑑定してもらっても結果は本物。
そんなわけで、めでたくかぐやは男Dと結婚することが出来ました。
さて、金が一銭も無かった男Dが本物のバッグを持ってこれたのは何故でしょう?